撮影モードあれこれ
カメラの撮影モードは何をお使いでしょうか?
初心者のうちはプログラムオート、慣れてくるとA(絞り優先)モード、スポーツシーンではS(シャッタースピード優先)モード、さらに上級者はM(マニュアル)モードを使いこなす人も多いかと思います。
弊店長も現場ではMモードで絞りとシャッタースピードをコントロールしていました。していました‥、そう過去形のお話です。
現在のカメラは高感度耐性が年を追うごとに優秀になってきており、個人的には上限8000でも問題なく使えると思います。体育館でのスポーツ撮影などでは、躊躇なく16000まで上げます。
Mモードで怖いのは、背景をボカそうと絞り開放にしたとき。ごく稀にシャッタースピードの調整を忘れてしまうことがあるからです。
「そんなバカな」と思う方も多いかもしれませんが、一瞬のシャッターチャンスに集中するあまり、その確認を忘れてしまうのですね。写った写真は白トビばかり‥。これはヤバい!
そこで最近は、Aモードに回帰しております。ただし裏技として「ISO感度設定」をちょこっといじって「感度自動制御」をONにして保険をかけています。
さらにもう一つ、忘れてはいけないのがそのメニュー項目にある「低速限界設定」です。この機能を使うと設定したシャッタースピードを下回りそうなとき、自動でISO感度を増感してくれます。
標準ズームを使うときなど、弊店長は1/60で設定しています。近年はレンズ、ボディとも手ぶれ補正がかなり効くので、失敗できないシチュエーションでも心強いです。カメラ側でISO感度を勝手にコントロールしてくれるので最近はすっかり頼りにしています。
ただし「走る子供」など動体を撮るときはMモードやSモードにしてシャッタースピードを上げないと、被写体ブレを起こしますのでご注意を。
あっ、以上のテクニックはニコンのカメラでのお話ですが、他メーカーでも同じような機能はあるはずです。
これで撮影中はピント操作のみに集中できます。お試しを!